事例2(H27年度)再現答案

2次試験4科目を3回受験したなかで最も得点のバラツキが大きかったのが事例2(最低32点⇔71点)でした。

まさか足切りに会うなんてことは想像したこともなく、相当落ち込んだ記憶があります。3回目の受験時、最も緊張した科目が事例2でした。

H27年度の再現答案をアップしました。参考になれば幸いです(開示請求の結果は合計点数のみで設問別の点数はわかりませんが、自分が思う設問ごとの点数を再現答案の後に記しています)。

第1問

設問1

今後、B商店はどのような顧客層をターゲットとすべきか。代表理事への助言内容を100字以内で述べよ。

H27事例2第1問(設問1)

ターゲットとすべき顧客層は、高層マンションに住む20歳代後半から30歳代の子を持つ親とその子供。低価格よりも高品質やこだわりを優先する層であることを、代表理事へ助言する。

【自己採点7点】
ターゲットする顧客の属性だけでなく、その層を選んだ理由やその層を選んだことで得られる効果等を記載すべきだったと思います。

設問2

設問1で解答したターゲット顧客層向けに、新たにどのようなサービス業の業種を誘致すべきか。代表理事への助言内容を50字以内で述べよ。

H27事例2第1問(設問2)

保育所等のサービス業を誘致すべきである。子を持つ親に対し、子供を預かることで自由な時間を提供する。

【自己採点7点】
設問1で親子を挙げているので、無理矢理感がありますが保育所を挙げました。

設問3

設問2で解答した業種の店とB商店街の主力である既存の飲食店とのテナント・ミックス(店舗の組み合わせ)の効果を最大化するために、個々の飲食店の店主達はどのようなマーケティング戦略をとるべきか。助言内容を50字以内で述べよ。

H27事例2第1問(設問3)

家庭で楽しんで食事できるメニューと空間を提供するとともに、営業時間について競合スーパーと差別化を図る。

【自己採点10点】
全然ダメですね。ただ、他の問題の得点を考えると、このレベルの解答でも半分の10点は取れているかと思います。

第2問

物産市当日における非食品小売店の売上向上を実現するためには、非食品小売業店の店主達へどのような助言をすべきか。B商店街の主な非食品小売店である家具店、食器店、スポーツ用品店の中からひとつの業種店を対象に選択し、(a)欄の該当する業種店の番号に〇印を付けるとともに、(b)欄に助言内容を100字以内で述べよ。

H27事例2第2問

(a)覧
食器店
(b)覧
物産市に出品される農水産物や加工品を盛り付ける食器を販売し、物産市と合わせて販促キャンペーンを行い、食品との関連購買を促進して食器の売上につなげるとともに、非食品小売業の売上向上を図る。

【自己採点17点】
(a)欄はどの業種店を選んでも間違いではないと思い、(b)欄が一番書きやすいと感じた食器店を選択しました。(b)欄は関連購買が浮かびました。販促キャンペーンの内容を具体的に記載すべきだったと思います。

第3問

設問1

代表理事は、B商店街の魅力向上に向け、食品小売店の誘致が必要であると考えている。B商店街はどのような食品小売店を誘致すべきか。当該食品小売店のマーケティング戦略と併せて、代表理事への助言内容を100字以内で述べよ。

H27事例2第3問(設問1)

高付加価値でこだわりの食材を販売する食品小売店を誘致すべきである。マーケティング戦略は、高層マンションに住む人に対し、高付加価値でこだわりの食品を提供し、低価格戦略の競合スーパーとの差別化を図る。

【自己採点13点】
「だれに・なにを・どのように」を考え、第1問で挙げたターゲット顧客層に合致する食品小売店はどのような店か考えました。

設問2

代表理事は、第1問で解答した食品小売店が長期にわたり商店街に定着するための誘致と連動した新規イベントを実施したいと考えている。どのような新規イベントを実施すべきか。期待される効果と併せて、代表理事への助言内容を100字以内で述べよ。

H27事例2第3問(設問2)

親子料理教室が考えられる。マンションに住む親子に対し、店主や店員と楽しい会話をしながら料理して、こだわりの食品の体験機会を提供する。期待効果は、顧客関係性強化、口コミによる愛顧、認知度向上と活性化。

【自己採点17点】
「定着する=関係性を築く」と捉え、第1問で解答したターゲット顧客層に対するイベントを考えました。期待効果は少し詰め込み感がありますね。

タイトルとURLをコピーしました